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むさし野文学館のススメ|MUSASHINOおすすめナビ

武蔵野の「本の森」を探検

秋といえば「食欲の秋」「スポーツの秋」とさまざまなものが連想されますが、10月27日から始まる読書週間を前に、忘れてならないのが「読書の秋」です。そこで今回は、本学にゆかりのある読書におすすめの場所をご紹介したいと思います。

むさし野文学館は、本学で教鞭を取った文芸評論家の秋山駿氏らの蔵書をはじめ、武蔵野ゆかりの小説や詩歌、マンガ等を収蔵・公開しています。天井まで届く大きな本棚、秘密基地のようなロフトなど、スタイリッシュな内装はアートギャラリーを思わせます。決して広いとは言えない場所に、本が所狭しと並べられている「本の森」。本好きにはたまらない空間となっています。

関連リンク:むさし野文学館

書架案内図の木のイラストがある場所は、「止まり木」と名付けられた特別な意味を込めた空間です。秋山氏の書斎をイメージした愛蔵書が並ぶエリアや、装幀家・秋山法子氏のコレクションがそれにあたります。文学部日本文学科の初代主任教授で国文学者の土岐善麿氏、文芸評論家の大河内昭爾氏、作家の黒井千次氏らの関連本を集めたエリアは、文学部出身の方には懐かしく感じられるかもしれません。

蔵書以外にも、文学や文化に関連する展示を行っています。赤い絨毯が敷かれアート本を集めたエリアは「アートの丘」と呼ばれ、ちょっとした美術館気分を味わえます。

むさし野文学館は文学部と工学部のコラボレーションによって、武蔵野キャンパスにある紅雲台の一角をリノベーションし誕生しました。依頼主は文学部の土屋忍教授、設計者は工学部の水谷俊博教授です。

土屋教授はむさし野文学館誕生以前、武蔵野文学館準備室の頃から学生らと目録作成を行い、文学館の構想や蔵書の整理に携わってきました。一方、水谷教授は大学研究室のゼミ生と足掛け4年の歳月をかけて設計デザインを行いました。そして2020年10月1日、むさし野文学館は2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。

関連リンク:「むさし野文学館」がグッドデザイン賞を受賞 ~新たなテクストを生み出す実験場、学生と教員の長年の努力が結実!~

また、むさし野文学館は「Web×施設のハイブリッド表現空間」として、公式サイトを通じてオンライン企画展示やデジタルアーカイブスなどの発信や映画製作等も行っています。普段は読書の習慣がない人でも、オンラインや映画ならば気軽に楽しむことができるのではないでしょうか。

秋が深まるこの時期、武蔵野の「本の森」を探検してみませんか。

※むさし野文学館の入館は事前予約制です。開館日、入館方法等について、今後の諸事情により変更する場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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