“ハイブリッド”大学祭を振り返る｜武蔵野大学の今

『ハイキュー!!』デザインの夏の事故防止ポスター（キャンパス掲示板より）

コロナ以前から、大人気の声優をゲストとして迎える講堂企画「声優Talk Show」は、黎明祭で注目されてきたイベントのひとつです。2021年はTVアニメ『ハイキュー!!』シリーズでおなじみ、日向翔陽役の村瀬さんと影山飛雄役の石川さんが登場。オンライン配信なしということも相まって、チケットは販売期間終了前に完売となりました。オフラインイベントを心待ちにしていたファンにとって、最高のひとときになったのではないでしょうか。

2020年の大学祭はコロナ禍でキャンパスでの大学祭中止に伴い、黎明祭の講堂企画も中止となりましたが、2019年第8回のゲストは『弱虫ペダル』シリーズで共演の柿原徹也さんと山下大輝さんでした。さらに2016年第5回は『BROTHERS CONFLICT』で共演の平川大輔さんと興津和幸さん、2014年第3回は共演作多数でプライベートも仲良しの森久保祥太郎さんと鳥海浩輔さん、2013年第2回は『NARUTO』シリーズで共演の竹内順子さんと平田広明さんと、過去のゲストを振り返ってみても超豪華な顔ぶれです。

ちなみに、2021年摩耶祭の講堂企画はお笑い芸人、バンドミュージシャンによるライブ配信でした。「コロコロチキチキペッパーズ」、「3時のヒロイン」、「レインボー」のお笑いトークライブ、「ネクライトーキー」や「ユアネス」の音楽ライブの配信をご覧になった方も卒業生の中にいらっしゃるかもしれません。

第54回×第10回 摩耶祭×黎明祭のテーマは「Recast」。昨年に続いて2度目となるオンライン大学祭を“作り直す”、“一新する”という思いが込められていました。有明キャンパスで行う黎明祭の講堂企画は有観客開催で、最終的にはオンラインとオフライン、ハイブリッド形式の大学祭となりました。

2022年は果たしてどんな大学祭になるのでしょうか。コロナ禍でもその時の社会状況を見極め、柔軟に対応した頼もしい大学祭実行委員会には、過去の経験を活かしながら、さらなる進化が求められます。何より有明、武蔵野それぞれのキャンパスで在学生、卒業生、近隣の方々が集う大学祭が開催できることを切に願います。

関連リンク：手作り感満載！10年前の摩耶祭｜あの時、あの頃 武蔵野ヒストリア