校友トピックス

令和3年5月の聖語

静謐の聖語板に見出してきたこと

有明キャンパス正門、武蔵野キャンパス正門・北門に設置されている「聖語板」を覚えていますか?
先人のことばを月替わりに掲示しています。
在学時、何気なく見過ごした言葉、瞬時に腑に落ちた言葉、場面を具体的にイメージできる一文、また、思わずその意味を自身に問い掛けた経験はありませんか。
そして、1カ月間、朝に夕に目することで、じっくりと心に沁みこんでくる言葉がありませんでしたか?
今も変わらず、「聖語板」は学生に、教職員に、大学を訪れる人に静かに語りかけています。

5月の聖語

失敗することを 恐れるよりも 真剣でないことを 恐れたい

松下 幸之助

今月は松下電気器具製作所(現・パナソニック)の創業者で、世界に名だたる企業へと成長させた松下幸之助氏の名言です。言わずと知れた「経営の神様」、松下政経塾を設立した人物でもあり、その経営哲学は今なお多くの人から絶大な支持を得ています。

じつは、この名言は文章の一節です。

転んでもただでは起きない。
意地きたないのではない。
失敗することを恐れるよりも、
真剣でないことを恐れたほうがよい。
真剣ならば、たとえ失敗しても、
そこから何かをつかむものである。

前後の文脈を知ると、より一層深いものに感じられませんか?

また、「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい」「笑顔には、不思議と挫けそうな心を癒やし、新たな勇気と意欲をわき立たせる力がある」など、将来に不安を抱える学生や就業者たち、仕事と育児の両立に悩む子育てママまで、幅広い世代の心に響く言葉を数多く残しています。

著書もたくさんあります。社会でさまざまな経験を得たみなさんも、この機会に改めて手に取ってみてはいかがでしょうか。あなたの背中を押してくれる言葉に出会えるかもしれません。

松下 幸之助(まつした こうのすけ)
1894年~1989年(明治27年~平成元年)。松下電気器具製作所(現・パナソニック)創業者。PHP研究所創設者。松下政経塾設立者。和歌山県和佐村生まれ。
火鉢店、自転車店の奉公を経て、大阪電灯(現・関西電力)に入社。
1918年、松下電気器具製作所(現・パナソニック)を創業、一大グループに成長させた。
1946年、「Peace and Happiness through Prosperity(繁栄によって平和と幸福を)」という理念を掲げてPHP研究所を創設。
1979年、松下政経塾を設立し、未来のリーダーの育成に尽力した。
94歳で没する。

<参考文献>
※大 久光(1991)『松下幸之助 一事一言』、文春文庫、p.286。

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