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令和7年度 同慶節の法要が営まれました|武蔵野大学の今

同慶節の日に思う「建学の精神」

令和7年5月21日(水)、武蔵野キャンパス第一体育館にて同慶節(どうけいせつ)の法要が営まれました。

5月21日は本学の創立記念日であり、また浄土真宗の宗祖である親鸞聖人がお生まれになった日でもあります。慶事が重なるこの日を本学では「同慶節」とし、毎年お祝いの法要が営まれます。

ところで皆さんは「記念日」になぜお祝いするのか考えてみたことありますか?

「記念日 意義」で調べてみると「記念日には、歴史的な出来事を振り返り、その意味を理解する、組織や団体の成長を祝う、個人間の絆を深める、感謝の気持ちを伝えるなど、様々な意義があります」とAIが答えてくれました。どの意義においても「“改めて”振り返る」「“改めて”理解する」など、「“改めて”何かを行う」ということがポイントのようですね。

そこで今回は創立「記念日」という点に着目して、創立の源ともいえる建学の精神に「改めて」心を向けて参りましょう!

1924(大正13)年。学祖高楠順次郎博士は、仏教の根本精神である四弘誓願(しぐぜいがん/ほとけのねがい)を基礎とする人格教育を建学の精神として掲げ、武蔵野女子学院(現 武蔵野大学)を創立しました。

「創立初年度は、四月二十一日(大正十三年)に入学式を挙行、その年の創立記念式を五月二十一日とし、この日を同慶節と名づけて盛大な祝典をあげた。親鸞聖人の降誕会の日をとくに選んだのである。以後、武蔵野女子学院は、この日を以って創立記念日とし現在に及んでいる。(『武蔵野女子学院五十年史』より)」

さて、今回の本題でもある建学の精神「四弘誓願」ですが、皆さん憶えていらっしゃるでしょうか?

ぜいがん(ほとけのねがい)
 
 

しゅじょうへんせいがん
(生きとし生けるものが 幸せになるために)

ぼんのうしゅせいがんだん
(むさぼり・いかり・おろかさに 流されず)

ほうもんじんせいがんがく
(この世界 あるがままの真実に 学び)

ぶつどうじょうせいがんじょう
(人格向上の道を ともどもに 歩みたい)

改めて見るに、原点回帰して心の内を見直すことができるような、なんとも染み入る教えですね。

社会人になると目の前にあることをこなすだけで手いっぱい。「幸せになるために」とか「むさぼり・いかり・おろかさに 流されず」などと自分の内を見つめ直す機会もあまりないように感じます。

原点を見失うと道もだんだんとそれてきてしまい、元に戻るにも大変な労力を必要としますよね。そのようなことになる前に同慶節の5月21日を皆さんの記念日として、1年に1度「改めて心の内を見直す」そのような日にしていただければと思います。

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